鳴子の庫裏 -真・行・草で公私を分けた寺院の庫裏改修-

庫裏(寺院の住宅部)の改修。利用者が住人のみの一般住宅と違い、庫裏は役僧や法事客等の使用も考慮すべき半公共的施設のため、純和風な公的部分からモダンな私的部分まで、領域や動線を「真・行・草」と段階的な区分で整理しました。

また日常機能性と寺の格式が連続・共存するよう、利用者を自然な流れで導く家具配置や、漆など和風材料の現代的利用、扉や間仕切には前後を切り替える遊び心溢れる仕掛けを施しました。

  1. 敷地:宮城県大崎市
  2. 構造:木造
  3. 規模:地上2階
  4. 用途:併用住宅(寺院)
  5. 延床面積:212.05m²
  6. 竣工:2007.11
玄関の一輪差し