東神吉こども園

園児がのびのび遊べ、保育士も保護者も安心出来る「家」、施設全体が遊具のような一年中飽きの来ない「公園」、自然の恵みや食への感謝を心と体で身につけられる「学び舎」の、三つを兼ねたこども園。

園舎は、近隣とは離し圧迫感も抑えた二階建てで、自然光と夏の南風を採り入れ、冬の北風は受け流すC型平面とした上、隅を落とした鈍角かつRで面取りし、視覚的に園を周囲に開きつつ、子どもが走り回りやすく、見通しもよく安全な、柔らかい印象の建物としました。

屋内外に取付く立体的な回遊動線が、遊びや学びの選択性、保護者や保育士の利便性、給仕や避難の機能性を高め、要所に目玉となる池や築山、滑り台やプール、テラスや段々畑を置いて動きのきっかけを作り、毎日の遊びの中で、様々な学びや発見が出来るこども園の提案です。

  1. 設計:2017.05
全体俯瞰